株式会社千葉工務店自然省エネ住宅 北九州の家

北九州には北九州の風が吹く

夏の海風、山風

九州は温暖な気候で、北九州も35℃を超える猛暑日になることもありますが、海に面し背後には山があり、海風・山風が吹きます。
海風・山風は「海陸風」と言い、比熱の差から気温差が生まれて気流が発生し、夏に吹く風のことを言います。
比熱(温まりやすさ、冷めやすさ)の差により、海は気温変化による水温変化が鈍く、山(陸地)は気温変化による温度変化が大きくなります。

時間帯による風向きの違い

 日中の海風 - 昼間は北西から風が吹く
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夏(6月1日~8月31日)の日中(11時~18時)の風向きをグラフにしました。
  ※ 風向きは気象庁の八幡観測所で観測された気象データを参考にしています。
  ※ 「グラフが伸びている」=「風速が強い」ではなく、その「風向きの日が多い」ことを示しています。

右図の矢印のように、日中は夏の日差しによって温められた山(陸地)に向かって、海から風が吹き込みます。
北九州は海が北にあり、山が南にあるため、日中は北北西の風が吹いていることが資料から分かります。

 夜間の山風 - 夜間は南西から風が吹く
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夏(6月1日~8月31日)の夜間(19時~翌10時)の風向きをグラフにしました。

日が落ちると比熱の小さい山が早く冷えるため、山から海に向かって風が吹き下ろされます。
右図の矢印のように、夜間は南南西の風が吹いていることが資料から分かります。

冬の偏西風

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この2枚のグラフは春(3月1日~5月31日)と秋(9月1日~11月30日)の風向きです。
どちらも東西よりも南北に風が吹く日が多く、夏以外でも「北に海、南に山」という北九州の地形が影響していることが分かります。

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これは冬(12月1日~2月28日)の風向きです。
他の季節とは全く違い、西から風が吹いています。

12月~2月頃にかけて、シベリア高気圧の寒波が日本列島に向かって吹き下ろすために、主に北西から風が吹いています。
北西の寒波が日本の山脈に当たることによって日本海側は雪が多く降ります。
北九州もその影響を受けるために冬は北西の風が強く吹き寒い日が多く、時々ですが雪も降ります。

南北に風を通す窓

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以上のことから、南北に開口部を設ければ家の中を風が吹き抜けることが分かります。
また、西側に開口部を多く設けないことで冬の寒波から屋内の環境を守ることが出来ます。

土地の風向きを考えた住宅

風向きには周囲の状況により、その土地々々で微妙違いがあります。
「自然省エネ住宅 北九州の家」では建築地を調査して風向きを調べ、立地条件に応じて、風向きを研究して開口部を設けることで、夏は格子を通して吹いてくる涼しい風を取り込み、冬は冷たい風を遮ることで快適に生活できます。

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